令和5年1月1日施行で経営事項審査の改正が行われ、社会性等の項目に「くるみん認定、ユースエール認定、えるぼし認定」の3つが追加されているのはご存じでしょうか。これにより、くるみん認定、ユースエール認定、えるぼし認定をどれか取得すると経営事項審査で加点対象となります。公共事業の入札に参加されている建設会社さんにとっては、経審の加点対象は押さえておきたいところです。


 この中でも、今回は「ユースエール認定」について簡単にご紹介です。ユースエール認定制度は、若者の採用や育成に積極的で、若者の雇用管理の状況が優良な中小企業を厚生労働大臣が認定する制度で、この認定を受けることで、企業は以下のようなメリットを享受できます。


 ①ハローワークで重点的PR:認定企業はハローワークや就職面接会で積極的にPRされる。
 ②低利融資の利用:日本政策金融公庫からの低利融資が受けられる。
 ③公共調達での加点評価(経審):公共調達の際に加点評価を受けることができる。
 ④認定マークの使用:自社の商品や広告にユースエール認定マークを使用できる。


 認定を受けるためには、若者の採用や育成に関する一定の基準を満たす必要があります。

例えば、直近3事業年度の新卒者の離職率が20%以下であることや、正社員の月平均所定外労働時間が20時間以下であることなどが求められます。


 【厚労省HP(参考)】
  ☆ユースエール認定制度
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000100266.html

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